演劇は、経験も考え方も異なる人が、ひとつの時間をともにつくる営みです。aonuは、誰もが自分の感覚と意思を持ったまま、試し、立ち止まり、創作に関われることを大切にします。
演劇を暴力の免罪符にしない。
『作品のため』その意味を問い続ける。
創作の土台
一人ひとりの表現を尊重する
役割や経験の違いがあっても、互いをひとりの表現者として尊重します。年齢、性別、性的指向、性自認、国籍、障害、経験などを理由に、決めつけたり排除したりしません。
試すことと、立ち止まること
新しい方法を試すこと、うまくいかないと伝えること、いったん立ち止まること。そのすべてを創作の一部として受け止めます。
言葉を交わし、つくる
意見や提案は、人格ではなく作品と状況に向けて交わします。わからないことを尋ね、異なる見方に耳を傾け、必要な情報を共有します。
創作と生活の両方を大切にする
時間、体調、経済的な事情、仕事や学業との両立に配慮し、無理を前提にしない進行を心がけます。飲酒の強要や、私生活への過度な介入は行いません。
身体と安心について
身体と意思を尊重する
身体接触、暴力・性愛・拘束・大声などを含む表現を扱うときは、目的と方法を事前に共有します。合意したあとでも、拒否、変更、撤回、相談ができます。その意思によって不利益を受けることはありません。
安心して関われる場をつくる
威圧、人格否定、差別的な言動、性的な強要、執拗な連絡など、相手の尊厳や安全を損なう行為を許容しません。問題に気づいたときは見過ごさず、必要に応じて創作を一時停止します。
気になることがあったときに
誰でも相談できます
本人だけでなく、目撃した人、状況に不安を感じた人、自分の言動が気になった人も相談できます。小さな違和感の段階でも構いません。
aonuが行うこと
まず安全と希望を確認し、必要な範囲で話を聞きます。状況に応じて活動を一時停止し、接触を避ける調整や外部窓口への案内を行います。秘密は可能な限り守り、相談を理由とする不利益な扱いをしません。
運営者が関係する相談について
相談の内容がaonuの運営者自身に関わる場合、その運営者に相談する必要はありません。直接の連絡が難しいときは、舞台芸術関係者向け相談窓口などの外部窓口を利用できます。aonuは、相談者の安全と希望を優先し、必要に応じて活動への関与を一時停止します。
小さなユニットとして
aonuは小規模な演劇ユニットです。
すべてを内部だけで調査・解決できるとは考えていません。できることとできないことを明確にし、安全の確保、記録、活動の中断、外部の専門機関への接続を、その時点で可能な範囲から行います。aonuの活動に関する最終的な責任と連絡窓口は、運営責任者である辻井彰太が担います。
この指針は完成した答えではありません。活動を重ね、関わる人の声を聞きながら見直します。
